銀行とのお付き合いの仕方

銀行が貸し出すのは「日傘」です 

銀行(「金融機関」を包括して銀行と表現します。)には『雨傘』はありません。銀行にあるのはすべて『日傘』です。よって、銀行は「雨が降れば傘を引き上げる」のです。

銀行のお金は預金者からの預り金ですので、貸し付けたお金を回収不能にすることはできません。

だから、経営が行き詰まった会社にお金を貸すことは出来ないのです。

晴れの日に借りてください 

銀行が融資するのはあくまでも前向きな資金である『日傘』です。

よって、資金調達の原則は、「晴れの日に借りる」ことです。

例えば・・・

・これから事業を拡大するので運転資金を早めに調達したい。

・新たな設備投資で生産性を向上させたいので設備投資資金を借りたい。

これが本来の銀行とのお付き合いの仕方です。

赤字になったら・・・

・経営が厳しくて資金が回らない、貸してくれなければ会社がつぶれる。

こんな状況・表現では融資は受けられません。銀行に『雨傘』はありません!

・経営状態が○○…で悪化しているが、□□…で改善するので、つなぎ資金を融資して欲しい。論拠は△△…で、立ち直る可能性は大である。

このようなストーリーとエビデンス(証拠)が必要です。この前提であれば、銀行の経営理念にも合致するため、良い銀行員なら検討してくれます。

上手なお付き合いのポイント

銀行は困った会社を助けるためのボランティア活動を行う機関ではありません。預金者から預かったお金を健全に運用し、経済活動の血液であるお金を円滑に循環させるための機関です。

「困った会社を助けることも銀行の使命だ…」の考えはありませんので、気を付けてください。

以下、銀行法第一条を引用します。上記の解説と併せて確認ください。

◆参考;銀行法(抜粋)

(目的)

第一条  この法律は、銀行の業務の公共性にかんがみ、信用を維持し、預金者等の保護を確保するとともに金融の円滑を図るため、銀行の業務の健全かつ適切な運営を期し、もつて国民経済の健全な発展に資することを目的とする。

 

◆銀行と上手にお付き合いするポイント

・銀行が融資するのはあくまでも前向きな資金『日傘』であることをよく理解する。

・故に、晴れの日に前もって将来のための資金を借りる。

・銀行に対しては、銀行が貸せる論拠を数字で提示する。借りるための理論武装が必要。

・会社の経営状況を常に説明できるようにする。

 

◆銀行が嫌う会社とは…

・ウソをつく会社。

・経営状況がわからない会社。

・感情で融資を頼んでくる会社。

 

上記を踏まえ、銀行とお付き合いください。

銀行に振り回されることがなくなります!

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